転職経験のある警察官の声

 

採用年：令和５年　　採用区分：Ⅲ類
県立北本高等学校　卒

巡査

現担当：警察署／交番勤務

元　食品販売店勤務

 

―　警察官を目指したきっかけ（動機）と、その時期を教えてください。

　高校卒業後、食品販売チェーン店で販売員として働いていました。商品を発注し、加工、販売するという平坦なサイクルを繰り返していました。そんな日常を過ごすうちに、一度しかない人生の中で定年まで変化のない仕事を続けるのではなく、やりがいを感じられたり、人の役に立つことが実感できる仕事をしたいと思うようになり、その時に興味を持ったのが警察官でした。

 

―　「埼玉県」警察官を選んだ決め手は何でしたか？

　学生時代に埼玉県警察と振り込め詐欺防止運動に参加する機会がありました。当時は、警察官になることは考えていませんでしたが、警察の仕事に興味を持った時に、このことを思い出し、一緒に活動した警察官の雰囲気が良かったことや「警察にはいろいろな仕事があるから、やりたいことが見つかるよ」、「人の役に立っていることを実感できる仕事だよ」と言っていたことを思い出し、警察官になることに決めました。

　また、警察官になるなら生まれ育った埼玉県の治安を守りたいと考え、埼玉県警察を志望しました。

 

―　学生時代に力を入れていたことや、学生時代にこれはやっておくべき！と思うことを教えてください。

　生徒会活動です。文化祭の運営を行ったことで、裏方としての責任感や一つの行事を役員と協力し合って成し遂げることの達成感を感じられ、チームワークも養うことができました。

　また、地域のお祭りの手伝いなどボランティア活動も行い、多くの方々と触れ合え、日常の学生生活では経験できない非常に有意義な時間でした。

　生徒会活動の一環として振り込め詐欺防止運動に携わることができたのも警察官の仕事を知る機会となりました。

 

―　警察って「お堅い」「厳しい」イメージがありますが、職場はどんな雰囲気ですか？

　最初は堅いイメージがあると思っていましたが、実際に警察官になって先輩や上司の方々と接してみると気さくな方が多く、外から見ていた警察官の印象とは違うと感じました。

　職務上一つのミスが取り返しのつかないことになる可能性があるので、そういった意味で規律や規則は守る必要はありますが、分からなければ上司や先輩が優しく教えてくれるので心配はありません。

 

 

―　仕事とプライベートの両立ってできますか？休みの日の過ごし方は何ですか？具体的に教えてください。

　休みがないというイメージがありましたが、休みもしっかりとることができています。休日は筋トレをしたり友人と野球観戦に行ったりしています。

 

―　警察官という仕事のやりがいや、今後の目標を教えてください。

　警察の仕事は他の仕事では替えが利かないため、大変な場面もありますが、その反面やりがいを感じることができます。

　今後の目標は、現在勤務する警察署地域課の業務を遂行できるようになり、他の課での経験を増やして様々な事案に対応できる警察官になっていきたいと考えています。

 

―　なぜ転職を決意しましたか？前職と比較して埼玉県警察の魅力とは？

　私が勤務していた会社は、一度配属されると定年まで同じ部署で勤め上げなければならなかったのですが、警察組織には多種多様な仕事があり、県民のために直接役に立てること、他に替えの利かない仕事であることが警察官を志した理由です。

　前職では仕事柄、他者とコミュニケーションをとる機会が少なかったため、様々な境遇の方と接することができるのは大きな魅力の一つです。また、事案内容がそれぞれ異なるので、警察官しか経験できない様々なことを知り、学ぶことができることも魅力です。

 

―　新卒採用の職員と「差」を感じるなどデメリットはありましたか？

　体力面で差を感じることが多かったです。私自身、新卒採用者と年齢が４歳離れていたことや、学生時代は文化部で運動経験もなかったため、初めは訓練についていくことに必死でした。ただし、日々の訓練を真剣に取り組んでいれば、卒業までには他の同期と遜色ないくらいの体力がつきますので安心してください。

 

　―　警察官を目指す方へメッセージをお願いします。

　警察官にはいろいろな職種があり、一生懸命頑張れば自分に合った仕事が見つかると思います。また、警察官は地域の治安を守る存在としてのやりがいを感じることができます。　　

　当然事案によって対応の仕方が異なるため、様々な判断が求められる場面に直面したり、扱う書類等を覚えたりと大変なことも多くありますが、毎日が刺激的です。

　私はまだまだ未熟ではありますが、皆様と一緒に仕事ができる日を楽しみにしております。

 

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