女性警察官の声

 

採用年：平成17年　　採用区分：Ⅲ類
県外公立高校　卒

警部補

現担当：警察本部／警務課

 

―　警察官を目指したきっかけ（動機）と、その時期を教えてください。

　教師になるのが夢で大学受験をしましたが、希望大学に落ちてしまいました。浪人もできないので、今後何をやりたいのか世の中を見た際、新聞やニュースで少年による犯罪が増加していることを知り、このような世の中を明るくしたい、これができるのは警察官だけだと思い、すぐに地元の警察官試験を受けましたが、身長が足りず不合格となってしまいました。両親に迷惑を掛けられないので、大学病院で看護助手、医療事務の仕事をしながら、採用試験を受けました。

 

―　「埼玉県」警察官を選んだ決め手は何でしたか？

　どうしても警察官になりたかったので、身長、体重などの身体基準が他県警よりも緩和されていた埼玉県警を受験しました。そのため、親戚、知人等誰一人埼玉県には知り合いがいませんでした。

 

―　学生時代に力を入れていたことや、学生時代にこれはやっておくべき！と思うことを教えてください。

　部活動に力を入れていました。年末年始以外はすべて部活動に取り組んでいましたので、部員とは家族と過ごす時間よりも長く、強い絆で結ばれました。警察学校に入って地元が恋しい時期は、部員との文通で元気をもらっていました。

　また、部活動で培った体力、精神力、集中力は現在の仕事でも生かされています。ぜひ、部活動で沢山の経験をして欲しいと思います。

 

―　警察って「お堅い」「厳しい」イメージがありますが、職場はどんな雰囲気ですか？

　現在の職場は、良い施策、組織をつくるために皆が活発に意見を出し合える雰囲気で、和気あいあいとしています。

　また、前所属は、警察署の刑事課でしたが、風通しの良い職場環境で子育てをしながらでも捜査ができました。刑事課の仕事はチームワークが重要ですので、お互いの考えを納得いくまで話し合い一体感が生まれました。

 

 

―　仕事とプライベートの両立ってできますか？休みの日の過ごし方は何ですか？具体的に教えてください。

　趣味は、ランニングとアロマ、お菓子作りです。フルマラソン、ハーフマラソン等の大会にママ友や職場の方と出場しています。ゴールした時の爽快感が気持ちよく、土日は子供の行事がない限りランニングをしています。　また、産院でアロマを使用したベビーマッサージに出会い、そこからアロマにハマって毎日子供たちとアロマに癒されています。　

　休みは子供と過ごす時間が多いので、子供とお菓子作りをすることも多く、プライベートも充実していると感じています。

 

―　警察官という仕事のやりがいや、今後の目標を教えてください。

　悪に立ち向かい、被害者や困っている人を助けることができる警察官の仕事はとてもやりがいがあります。被害者から「ありがとう」と感謝された時は感無量です。なにより、我が子が警察官の仕事をしている両親を誇りに思い応援してくれるので、毎日頑張ろうとヤル気が出ます。今後は、女性幹部にしか出来ないこともあると思うので、さらにキャリアアップをしながら自分にできることをやっていきたいと思います。

 

―　男性の多い職場だと思いますが、女性が苦労することはありますか？

　男女で仕事の内容に偏りはほとんどありません。今は職場環境や施設も整備されており、働きやすい環境になりました。また、子育て中の女性に配慮された制度も充実しているので、女性だからという理由で苦労したことはありません。

 

―　女性が活躍できる職場だと言える具体的な理由は何ですか？

　職場環境・施設の整備、介護・不妊・育児に関する制度の充実、男性職員の育児休業取得の推進、子育て関連の休暇制度の充実など、様々な制度があるうえ、男女で仕事内容やポストの偏りはないので、男女ともに活躍できます。女性職員のキャリア形成セミナーなどもあるので、女性職員のキャリアアップは可能です。

 

　―　警察官を目指す方へメッセージをお願いします。

　警察官の仕事は、犯人を検挙することで悪を正し、パトロール活動や防犯活動などの抑止活動により地域の治安を守ることができるやりがいのある仕事です。犯人を検挙できた時、被害者から感謝された時の喜びは生きる活力になります。民間企業で会社の利益ばかりを考えていた時とは違って、今は県民の安全安心を守るために自分が何をしたらいいのかを考えています。

　ぜひ、一緒に県民の治安を守る仕事をしましょう。

 

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