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更新日:2020年7月28日
平成16年採用
宮城県出身
秋田県立農業短期大学(閉学)農学部 卒
警部補
現担当:
警備部/県警初の警備犬ハンドラ―
― 今までの経歴と、現在の仕事内容を教えてください
警察学校を卒業後、配属先の警察署で交番や看守勤務を経て、高速隊に異動しました。
巡査部長に昇任後、交通課の事故捜査係、高速隊を経験した後、警備犬を扱う危機管理課を希望して現在に至ります。
現在はテロ対策係の警備犬担当として、警備犬の訓練や運用に関わる業務を行っています。
― 警察官を志した理由を教えてください
岩手県で酪農ヘルパーとして3年間勤務し、その後、塗装の仕事や、中古自動車販売関係の仕事を経験した後に、警察官になりました。
警察官を志した理由は、普通であれば経験できないようなことを経験できそうだと考え、興味を持ったことがきっかけです。また、父親が同じ警察官だったため、その影響も大きかったと思います。
― 前職での経験はどんな場面で活きましたか?
「動物の管理」という部分で、前職の酪農の経験が活きています。
酪農で取り扱うのはもっぱら乳牛であって、私の経験がそのまま警備犬に当てはまる訳ではありませんが、犬舎の衛生管理や警備犬の栄養・飼料管理の部分で、経験が役立ちました。まさか、酪農の知識や経験が警察の仕事で活せるとは思いもしませんでした。
― 埼玉県警で働く魅力とは?
警察全般に言えることですが、業務の幅がとにかく広いので、様々な仕事を担当することができます。仕事に飽きるということがありません。常に新鮮な気持ちで仕事をすることができます。
― 「警察官になってよかった!」
そんなエピソードはありますか?
人から感謝された時にやりがいや充実感を感じます。
東日本大震災で東北地方に派遣された際に、地元の人達にとても感謝されたことがあり、警察官になってよかったと感じました。私自身東北出身ですが、警察官になっていなければ、震災直後の被災地で地元のために活動することはできなかったと思います。
― 言える範囲でいいのですが…、
過去の失敗エピソードも聞かせてください
高速隊で勤務していた時、野良犬を保護しようとして咬み付かれたことがあります。
あまりに痛かったため、しばらくの間は怖くて犬に近づけませんでした。
現在ではすっかり対犬恐怖症も治り、毎日警備犬の訓練に取り組んでいます。
― 新卒採用職員との「差」のようなもの
を感じたことはありますか?
私が警察官になったのは26歳の時ですが、新卒採用職員だと中には18歳の人もいます。10代20代の時の8歳差は、かなり大きいと感じました。
体力的な差はあまり感じませんでしたが、流行したものや服装・聞く音楽などが異なり、同期と会話をするのがとても新鮮でした。
― ご自身の中で大切にしていることや、
「座右の銘」などがあれば教えてください
「真剣に懸命に取り組んだことは、後で必ず自分にプラスになって還ってくる。逆に、惰性や嫌々取り組んだことは、自分にマイナスになって還ってくる。」と思いながら、物事をこなすようにしています。
必ずしも希望の業務につけるわけではありませんが、どんな業務であっても、真剣に取り組むように心がけています。
― ずばり、今後の目標を聞かせてください
災害など重大事案発生の際は、国内外を問わず、どこへでも派遣され活動できる精強な警備犬の部隊を作ることです。また、他都道府県警や他機関の警備犬に負けないような立派な警備犬を育て、現場で活躍させることです。
夫婦共働きなので、休日は家事や育児をします。
また、体力の維持向上のためにスポーツをしたり、家族全員の休日が合う日には、みんなで買い物やキャンプに出掛けたりします。
警察官と一口に言っても、その業務内容は多種多彩です。
この職業のいいところだと思いますが、前職の経験を活かせる業務が必ずあります。
もし、全く異なる職業だからと言って躊躇しているのであれば、気にする必要は全くありません。
自分にあった部署がきっと見つかるはずです。
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