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更新日:2020年7月22日
世界各地でランサムウェアが猛威を振るっており、日本国内でも被害事例が確認されています。
ランサムウェアは、個人や法人のパソコンに感染し、保存されている家族の写真や顧客情報などのデータ全てを暗号化し使用できなくしてしまいます。
また、スマートフォンを狙ったランサムウェアも確認されており、感染すると、操作不能となり、保存されたデータも失われてしまう場合があります。
ランサムウェアとは、不正プログラムの一種で、パソコン等に保存されているファイルを暗号化します。
暗号化したファイルを元に戻すために金銭を要求する画面が表示されることからランサム(身代金)ウェアと呼ばれています。
ランサムウェアの感染経路としては、
などがあります。
また、個人や企業のウェブサイトが改ざんされ、サイトにアクセスしただけでランサムウェアに感染してしまったという被害も確認されています。
お金を支払ってもファイルを元に戻せる保証は無く、実際にお金を払ってもファイルが元に戻らなかった事例は多数あります。
ランサムウェアの種類、バージョンによっては、ウイルス対策ソフト事業者等から解決策や暗号化されたファイルを元に戻す復号化ツールが提供されています。
なお、復号化ツールの使用については、提供元事業者がサポートの対象外としている場合が多く、予期せぬ不具合が生じる可能性もあります。
OSがWindowsの場合、Windowsに搭載された「システムの復元」機能を利用して、復元ポイントからランサムウェアに感染する前の状態に復元できる可能性があります。
しかし、ランサムウェアの種類によっては、この復元ポイント自体を無効化します。
また、復元ポイント以降に作成されたデータについては復元されません。
このように、ランサムウェアに感染した場合、その復旧作業は大変な困難を伴います。
ランサムウェアをはじめとした様々な不正プログラムに感染しないよう日ごろからの対策と一人一人のセキュリティ意識向上が大切です。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)Techical Watch「ランサムウェアの脅威と対策」(別ウィンドウで開きます)
情報発信元
サイバー対策課
電話:048-832-0110(代表)