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更新日:2023年6月30日

フィッシングによる不正送金の被害が後を絶ちません!

金融機関を騙ったフィッシングメールによりフィッシングサイトへ誘導され、インターネットバンキングのパスワード等の情報を入力してしまうことにより、自身の銀行口座から外部へ不正に送金されてしまう不正送金被害が後を絶ちません。

令和4年(2022年)中の被害件数は1,136件、被害額は15億2,000万円にのぼり、減少傾向にあった前年と比べ、およそ2倍となっています。

 

 【インターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数】

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 【インターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害額】
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※出典:警察庁『令和4年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』

 

最近の手口として、

  • フィッシングメールにSMS(ショートメッセージサービス)が使用されている
  • 正規サイトのURLと誤認させるため、フィッシングサイトのURLにHTTPSから始まるものが使用されていたり、jpドメインが使用されているものもある
  • フィッシングサイトにおいて、インターネットバンキングのID・パスワードの情報以外にも、ワンタイムパスワードや秘密の合言葉等を入力させる

などの特徴があります。
また、このような手口による不正送金のほかにも、還付金等を騙って電話を架け、氏名、口座情報や暗証番号等を聞き出し、犯人がインターネットバンキングの利用登録をして、銀行口座から不正に送金が行われる手口も急増しています。

被害に遭わないための対策

被害に遭わないためには、メールに記載されたリンクに安易にアクセスしないことが重要であり、

  • 事前に正しいウェブサイトのURLをブックマークに登録して、ブックマークからアクセスする
  • 各銀行のウェブサイトで、インターネットバンキングに関する注意喚起情報を確認する。

※ フィッシングサイトのURLは、正規のURLに偽装している可能性があるため、URLだけで判別することは大変危険です。

など、被害防止対策を実施してください。

情報発信元

 サイバー対策課