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更新日:2024年3月12日

刑事部

目次

刑事部 刑事総務課

■紹介する業務:通訳・翻訳

業務内容

刑事総務課捜査支援・通訳センター通訳運用係には、特に需要の高いベトナム語、中国語、英語、トルコ語といった言語のほか、日ごろ取扱いの多い韓国語、スペイン語、タイ語、タガログ語(フィリピン)、ポルトガル語といった言語の担当者が配置されており、日々

外国人被疑者の取調べや外国人被害者からの事情聴取

証拠資料の翻訳

といった事件通訳以外にも、

外国人からの110番の電話通訳巡回連絡での通訳

在日外国人向け防犯チラシ等の翻訳

なども行っています。

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また、通訳官として活躍する警察職員のために、当係主催の語学研修会や民間語学学校での研修を定期的に実施し、語学力の維持向上を図る取組も積極的に行っています。警察職員以外にも57言語、約357名の民間通訳人を登録し、事件の内容、被疑者の人数・言語等に応じ、派遣運用をしています。

この仕事のやりがい

 

この仕事のやりがいを一言で言うなら、「得意な語学を活かして感謝される。」という点です。被疑者であれ被害者であれ、遠く離れた外国の地で逮捕されたり、犯罪の被害に遭ったりした場合、不安になるのは当然のことです。このような状況で行われる取調べや事情聴取において、通訳は欠かせない存在となります。

通訳人は日本語を話せない外国人にとって唯一の心の拠り所です。状況によって言葉を選び、相手の国の文化や風習等を踏まえた上で、不安な気持ちや悩みに耳を傾け、そうした不安を一つずつ取り除いてあげることにより、心を開いて話してくれることもあります。罪を犯した外国人被疑者でも、正直に話すことで晴れやかな顔つきになり、「通訳さんがいてくれたから伝えたいことがちゃんと伝えられた。ありがとう。」と語ってくれたり、防犯指導等を通して外国人地域住民から、「通訳さんがいたので説明もよくわかりました。まさか警察の人が私の国の言葉を話せるとは思いませんでした。安心しました。」と聞いた時には、とてもやりがいを感じます。

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国際捜査Ⅰ類採用の紹介

県警には、県下で特に需要の高い外国語に堪能な人材を採用する「国際捜査Ⅰ類」という警察官の特別採用枠があります。この枠で採用された警察官は、警察官として必要な教養や勤務経験を積んだ後、通訳運用係へ配置され、その後はそれぞれの担当言語が必要とされる部門での活躍が期待されます。現在通訳運用係では、この国際捜査Ⅰ類のベトナム語等で採用された警察官が多数活躍しています。

また、この採用以外にも一般警察官として採用後、約2年という長期の語学研修制度に参加して外国語を修得できたり、すでに語学に堪能な警察官が通訳官として活躍するためのレベルチェック制度がある等、県警には語学を活かせるフィールドが数多くあります。

とは言え、県警内における通訳官の数は160人ほどで、いまだ県警職員全体の約1%しかいない貴重な存在です。語学を使った業務を通じて培った経験や人脈は後の警察人生において大きな財産となります。あなたのその語学力を、ぜひ、県警で活かしてみませんか?

刑事部 捜査第一課

■紹介する業務:強行犯捜査

業務内容

捜査第一課における強行犯捜査の業務は、殺人、放火、強盗、不同意性交等、不同意わいせつ、誘拐、立てこもり等の凶悪犯罪の捜査です。

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捜査第一課の中でも、

  • 殺人、死体遺棄、傷害致死等の事件を捜査する「強行犯係」
  • 長期未解決事件を捜査する「継続強行犯係」
  • 強盗、不同意性交等、不同意わいせつ事件を捜査する「広域強行犯係」
  • 誘拐、立てこもり、放火事件を捜査する「特殊犯係」
  • 変死体現場に臨場して事件性を判断する「検視調査係」

とその事件等の内容により、担当する係が分かれています。

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県民の方々の体感治安を悪化させる凶悪犯罪に対応し、犯人を検挙するため、妥協を許さない捜査を徹底しています。

この仕事のやりがい

 

捜査第一課の業務は、小説やドラマなどの題材として取り上げられることも多くあります。

我々捜査第一課の刑事は、「絶対に犯人を検挙する」という決意のもと「執念」と「誇り」を持って日々、凶悪犯罪と闘っています。

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それは「被害者の無念を晴らすため」です。

犯人を検挙し、被害者や関係者から「ありがとうございました。」という感謝の言葉をもらったとき、全ての苦労が報われ、何とも言えないやりがいを感じることができます。

刑事部 捜査第二課 

紹介する業務:知能犯罪の捜査

業務内容

捜査第二課で担当している知能犯罪の業務は、県民の方々の財産、社会基盤等を害する詐欺・横領等の捜査のほか、政治・行政・経済をめぐる不正事案の取締りなどです。

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知能犯罪には、

  ・県民の財産を害する詐欺、横領事件

  ・公務の公正性を歪める贈収賄事件

  ・選挙の公正を害する選挙違反事件

  ・金融機関や企業の役職員らによる背任事件

  ・通貨・文書の信用を害する偽造事件

  ・オレオレ詐欺をはじめとした特殊詐欺事件

等があり、捜査二課ではこれらの事件捜査を行っています。

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この仕事のやりがい

知能犯罪は、計画的であったり、犯人が専門的な知識を持っていたり、時には、議員、国の機関や地方公共団体の職員、会社の役員等が対象になることがあります。

また、社会的問題となっている特殊詐欺事件は、その背後に暴力団等の反社会的勢力が存在しています。

そのような巨悪に立ち向かい、捜査の積み上げによって真実を突き止め、事件を解決したときの達成感はひとしおです。そして何より、県民の皆様が安心して暮らせる街づくりに貢献できたという大きなやりがいがあります。

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刑事部 捜査第三課

■紹介する業務:窃盗事件捜査

業務内容

捜査第三課は、全刑法犯の約4分の3を占める窃盗事件の捜査を担当しています。

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窃盗事件は、

  • 住宅を狙った空き巣事件や会社事務所を狙った事務所荒し事件等の侵入盗事件
  • 特殊な電子機器を使用するなどして駐車中の自動車を盗む自動車盗事件
  • 徒歩や自転車に乗車した高齢者等を狙ったひったくり事件
  • 万引きや置引き事件

等と犯行態様が幅広いため、様々な捜査手法を駆使して、犯人の検挙にあたっています。

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窃盗事件の被害者は、大切な財産を奪われ、経済的、精神的にも大変な苦痛を強いられてしまいます。

そのため、窃盗事件の捜査では、被害の拡大防止を念頭に置き、一日でも早く犯人を捕まえられるように、日ごろから地道な活動を続けています。

この仕事のやりがい

窃盗事件の捜査は、「刑事の基本」といわれています。

その理由は、ほとんどの窃盗事件では、犯人がだれなのか分からないところから捜査が始まるためです。

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当然、犯人を捕まえることは簡単ではありません。

しかし、そのような難しい捜査であるからこそ、地道な活動が実を結んで事件を解決できたとき、大きな達成感と充実感を得ることができ、また、被害者の方々に事件解決の報告をできることにやりがいを感じます。

「県民の方々が安全で安心して暮らせるまちづくり」を実現するため、捜査活動に従事する刑事という仕事は誇りを持てる仕事であり、心に熱い情熱を持っていれば、きっと大きな充実感、達成感を実感できます。

刑事部 鑑識課

■紹介する業務:現場鑑識

業務内容

鑑識課における現場鑑識の業務は、

  • 殺人等の凶悪事件の現場に臨場して指紋・足跡、DNA資料等の鑑識資料を採取する現場鑑識活動
  • 警察署で取り扱った身元の判明していない御遺体の身元を確認するための照会業務
  • 現場に残された遺留品等から犯人を追及する警察犬の活動

等です。

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また、埼玉県警の鑑識課では、技能訓練をした警察事務職員が指紋や足跡の鑑定業務を担当し、警察官が現場で事件を立証する資料の採取を担当しており、それぞれが互いに1つでも多くの事件を解決するために協力しあっています。

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 鑑識という仕事は刑事と一体になって初めて力を発揮するものです。

捜査員の一員として事件を一件でも多く解決できるよう、ひとつひとつの現場が犯人との勝負です。

そこには年齢や男女の区別は無く、自分の技術だけが現場では頼りです。

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この仕事のやりがい

犯罪現場にはたくさんの証拠があり、犯人につながる資料を採取することは捜査の出発点として時にはプレッシャーを感じることもありますが、分析された証拠から捜査が動き、事件解決の糸口が生まれたときは、鑑識業務をやっていて良かったと心から思い、やりがいを感じます。

刑事部 科学捜査研究所 

■紹介する業務:科学鑑定

業務内容

科学捜査研究所における業務は、警察官が犯罪現場から採取した証拠資料を犯罪捜査のため、最新の科学技術を活用して鑑定・検査を実施しています。

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科学捜査研究所では、

  • 殺人事件現場の血液や毛髪等のDNA型鑑定「法医科」
  • 人獣鑑別や硬組織からの身元特定、顔画像に関する鑑定「硬組織科」
  • 薬毒物等の鑑定や、覚醒剤・大麻等の乱用薬物鑑定の他、化学を応用する工業製品の鑑定「毒性物質科、乱用薬物科、材料化学科」
  • 火災事案や銃器、交通事故に関する鑑定「物理科」
  • 筆跡や偽造通貨に関する異同識別鑑定「文書鑑定科」
  • ポリグラフ検査による鑑定「心理科」

と実施する鑑定・検査によって担当する科が分かれています。

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科学捜査研究所が行っている鑑定・検査は、専門性が高いことから、学識経験を有する警察職員が鑑定を実施しています。

この仕事のやりがい

科学捜査研究所は、犯罪現場から採取された証拠資料から科学技術を活用し、科学的学問に基づいた観察、分析、実験等から得られた実証的な結論を導き出す鑑定・検査の面から、犯罪捜査のサポートをしています。

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急を要する事件で迅速的確な鑑定を遂行し、犯人検挙の一端を担うことができた時や、専門的な科学の知識を生かして、警察官とは違う視点で事件解決に貢献できた等、事件を科学的に解明できた時の達成感や、捜査員・検察官から「おかげさまで事件が解決しました」と報告を受けた時に満足感ややりがいを感じます。

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刑事部 機動捜査隊 

■紹介する業務:捜査車両による機動捜査

業務内容

機動捜査隊の主な業務は、殺人、強盗、放火等の重要事件、広域にわたり発生している広域重要事件、110番通報等による急訴事案に対する初動捜査活動です。                            秘匿の捜査車両、いわゆる覆面車両に乗車して機動力を活かした捜査を展開しています。

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機動捜査隊は、 県内に4つの拠点を設け、

  • さいたま市内や川口市内の県南方面を管轄する「機動捜査第一係」
  • 越谷市内や草加市内の県西方面を管轄する「機動捜査第二係」
  • 川越市内や所沢市内の県東方面を管轄する「機動捜査第三係」
  • 熊谷市内や深谷市内の県北方面を管轄する「機動捜査第四係」

の部隊に分かれ、それぞれ24時間の交代制勤務により昼夜を問わず、県民の方々の安心・安全を守っています。

その他、県内全域を管轄として全国の指名手配犯の追跡捜査等を主とする「刑事特捜係」、機動捜査隊の管理運営に係る「広域機動捜査係」など、業務は多岐にわたります。

この仕事のやりがい

機動捜査隊は、皆さんが街中で目にする制服を着たお巡りさんとは、見た目も仕事内容も若干異なりますが、悪を許さないという正義感は皆同じであり、刑事警察官としての「執念」と「誇り」を持って日々、凶悪犯罪と闘っています。

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機動捜査隊は、覆面車両の秘匿性・機動力を活かす部隊です。

事案の全容解明のため、いち早く現場に到着し、迅速的確な初動捜査の実施が要求されます。

時には辛いこともありますが、自分の携わった捜査により、事件解決となった時には何とも言えないやりがいを感じることができます。

刑事部 組織犯罪対策課 

■紹介する業務:犯罪収益対策

業務内容

組織犯罪対策課は、暴力団、外国人犯罪集団等の犯罪組織に関する情報収集、分析等を行い、犯罪組織の実態解明を推進するとともに、犯罪組織からの犯罪収益の剥奪に向けた様々な対策を行っています。

この仕事のやりがい

犯罪収益対策係では、犯罪組織が巧妙に隠した違法・不当な行為により得た犯罪収益を捜し出し、犯罪収益を剥奪して犯罪組織を壊滅に追い込むための様々な対策に取り組んでいます。

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犯罪収益は、犯罪組織の維持・拡大に使われているほか、暗号資産などで海外に流出して国際的にマネー・ローンダリングされることもあります。犯罪収益を剥奪することは国内のみならず、国際的な犯罪組織の壊滅に繋がるものと考え、「犯罪の痕跡は絶対に見逃さない。」という強い思いを持って取り組んでいます。

組織的に敢行される犯罪が、我が国の治安に重大な影響を及ぼすことを考えると、この仕事が県民生活の安全と平穏に繋がっているのだと感じます。

 

刑事部 薬物銃器対策課 

■紹介する業務:薬物銃器対策

業務内容

薬物銃器対策課は、覚醒剤、大麻、麻薬等に関する犯罪の取締りと拳銃等に関する犯罪の取締りを行うことを業務としています。

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この仕事のやりがい

捜査対象は、密輸密売組織等のため、捜査は早朝深夜に及び、捜査場所も埼玉県内にとどまらず、広域に亘ります。

長期間捜査を続け、密輸密売ルートを解明して首謀者を検挙するとともに、薬物や銃器を大量押収し、組織を壊滅させることができるのが、この仕事の醍醐味です。

刑事部 国際捜査課 

■紹介する業務:国際捜査課

業務内容

国際捜査課では、外国人による組織的な犯罪の捜査のほか、外国捜査機関との連携、在留外国人の安全確保に向けた総合対策を担当しています。

外国が関係することから、通常の国内事案の手続きのほか、条約、協定に定められた手続きが求められ、捜査にあたり外国の協力が必要となることもあります。

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ルパン三世に登場する銭形警部のとおりではありませんが、インターポール(国際刑事警察機構)に関連する対応や、公用旅券を利用して海外へ出張することもあります。

また、全国警察の国際捜査担当者は、グローバル化した国際犯罪に対処するため、オールジャパンをモットーとし連携を密にしています。

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この仕事のやりがい

 

近年、在留外国人が増加していることから、外国人が犯罪に巻き込まれないための各種対策も重要となってきており、在留外国人や雇用企業に対する防犯講話等も実施するなど、外国人を犯罪から守ることもこの仕事のやりがいの一つです。

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情報発信元

警務課採用センター