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更新日:2025年6月10日

高齢者の交通事故防止のポイント【ドライバー編】

ポイント1.身体能力及び認知能力の変化等を自覚して、ゆとりある安全運転をしましょう!

1.身体能力の変化を自覚しましょう。

高齢になると、動体視力や聴力の低下、集中力の持続の低下等により、危険の発見が遅れがちになりますので、車間距離を十分にとって、安全な速度で慎重に運転することが必要です。
また、運転前には体調を確認し、持病や服薬の状況によっては、運転を控えることも大切です。

車間距離を十分とって慎重な運転を心がけましょう

2.認知能力の変化を自覚しましょう。

高齢になると、複数の情報が入ってきた場合に、それらを適切に処理する能力が衰える傾向が見られるため、思い込みや操作のタイミングのミスなどによる事故を起こしやすくなります。
あらかじめ、地図や道順を頭に入れて運転したり、複雑な交差点を避けたりする配慮が必要です。

あらかじめ地図や道順を確認してから運転しましょう

ポイント2.同乗者もシートベルトを正しく着用しましょう!

車に乗ったら、運転者だけではなく同乗者もシートベルトを正しく着用することを習慣づけることが大切です。
シートベルトを正しく着用していないと、事故に遭った場合に車内衝突や車外放出が起こり、亡くなる可能性が非常に高くなります。
シートベルトは、あなたを守る命綱です!

シートベルトを正しく着用しましょう

ポイント3.安全運転を続けるための「さしすせそ」

高齢になるとポイント1で紹介したように、身体能力や認知能力が変化し、交通事故を起こしてしまう危険が高まります。その変化を自覚し、運転や行動をより安全性の高いものに変えていくことで安全運転を続けていってください。安全運転を続けるために高齢者の方に変えていって欲しい内容を「さしすせそ」で覚えやすくまとめて、5つご紹介します。

「さ」最先端

いわゆる自動ブレーキと呼ばれている「衝突被害軽減ブレーキ」や、アクセル・ブレーキの踏み間違いによる急発進を防止する「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」など、最先端の安全機能の付いた安全運転サポート車(サポカー)を選んで運転しましょう。

「し」指差し

安全確認を行うときは指を確認する方向に向け、指差し確認をしましょう。運転の開始時や赤信号・一時停止後の発進前に交差点の左右の確認等で実施することにより正確に安全確認することができます。

指差し確認は、航空業や運送業、建設業で活用されている確認方法であり、指差し行為とともに顔を向けることにより中心視野で確認することができます。また見ているものに視線が留まることにより、正確に視認することができます。

「す」声に出す

運転する際は「右よし」「速度30キロ」、「右に歩行者」、「自転車注意」など声に出して確認しましょう。

コメンタリー運転と呼ばれる安全運転の方法で、刻々と移り変わる交通状況を声に出し確認することで注意力の低下を防ぎ、漫然運転の防止になり、危険に対する警戒心を高めることができます。

「せ」制限

「夜間や悪天候は運転しない」や「体調が悪い時は運転しない」など、危険を避けるルールをつくり、運転を制限しましょう。

自身の体調や運動能力に合わせて運転に制限や条件を自らの意思でを設け、それを守ることにより交通事故の危険性を低減する運転方法を、制限運転や補償運転と呼びます。

「そ」相談

「目が見えづらくなった」、「道をよく間違えるようになった」等、運転に不安を感じたら、家族や友人等の周囲に相談をしましょう。

また警察への相談は安全運転相談ダイヤル「#8080」(シャープハレバレ)に電話をしてください。受付時間は平日8時30分から17時15分です。

 

安全運転を続けるための「さしすせそ」を落語にしました。動画で楽しく学べます。

【動画】駐在所警察官が変身して、高齢者が安全に運転を続けるための秘訣を教えます!(別ウィンドウで開きます)

 

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情報発信元

交通総務課