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更新日:2023年12月7日
精神に影響を及ぼす物質の中で、覚醒剤、大麻、コカイン、ヘロイン、MDMA、シンナー等習慣性があり、乱用され、又は乱用されるおそれがあるものをいいます。
薬物を本来の目的とは違う目的で使うことを薬物乱用といいます。覚醒剤や麻薬等の薬物は、中枢神経系に作用し、使用したときの快感を得るため、又は使用をやめたことによる苦痛から逃れるため、薬物を強く求めるようになる「依存性」が形成されます。また、薬物を繰り返し使っているうちに同じ量では効かなくなる「耐性」が生じます。
「たった一度」という好奇心や遊びのつもりであっても、薬物の依存性と耐性によって、使用する量や回数がどんどん増えていくという悪循環に陥り、自分の意志でやめることができなくなります。
また、乱用をやめても、睡眠不足や過労、ストレス、飲酒等をきっかけに、再び幻覚、妄想などの精神異常が現れること(フラッシュバック(再燃)現象)があります。
覚醒剤や麻薬等は、それを乱用する人間の精神や身体をボロボロにし、通常の生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡させることもあります。
また、薬物乱用による幻覚、妄想が、殺人や放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こすなど、乱用者本人のみならず、周囲の人、さらには社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼしかねないため、法律により厳しく禁止されています。
情報発信元
組織犯罪対策第一課
電話:048-832-0110(代表)