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更新日:2024年8月23日
安全意識の向上を図るため、雲取山、両神山等の情報を掲載しています。
話題の人気アニメゆかりの地に赴くため、スニーカーなど軽装で雲取山に登る登山者が増えています。
雲取山は、埼玉県側の登山口(三峯神社登山口)から山頂まで休憩を取らずに約5時間掛かります。次のことに注意し、事故のない、楽しい登山にしましょう。
埼玉県、東京都及び山梨県側の登山口から山頂までの往復に、登山経験が豊富な健脚者であれば日帰り登山も可能ですが、一般的な登山者であれば約10時間を要するため、1泊2日の余裕を持った行程で入山しましょう。毎年10月末には雲取山や甲武信ケ岳では降雪があり、登山道には雪がうっすら積もっているところがあります。早めの出発と余裕を持った登山計画をお願いします。
登山は、準備を怠ると大変危険です。しっかりと準備をするようにしましょう。また、地図・コンパス・防寒着・ヘッドライト・非常食等の基本的な装備品を確実に携行するとともに、使用方法も習熟しておきましょう。秋から冬にかけて降雪が始まり、10月末には雲取山荘周辺では最低気温が氷点下まで冷え込みます。防寒対策とともに、凍結箇所が予想されることからアイゼン、チェーンスパイクなどを携行しましょう。
秋を過ぎると冬山のシーズンが始まります。雲取山など標高が2,000m超える山では、最低気温が氷点下になります。特に早朝の登山道は凍結していることがあります。チェーンスパイクやアイゼンなどを携行して活用しましょう。標高が100m上がるごとに、気温が0.6℃下がると言われています。平地が雨でも、山では降雪の可能性があります。登山前には必ず最新の気象情報を確認してください。
登山届は、山岳遭難が発生した際、捜索や救助活動を迅速に行うために活用するものです。「日帰りの計画だから大丈夫」等といった思い込みは事故の元です。万が一の場合に備え、登山届を提出してください。登山届は、スマートフォンから申請する携帯版登山届、登山する山を管轄する警察署や交番、駅や登山口に設置してある登山ポストに提出することができます。家族や職場にも登山届の写しを渡しておきましょう。
熊との遭遇を避けるため、熊除け鈴やラジオを携行し、複数登山を行い、熊に人間の存在を知らせる登山を心掛けましょう。
・令和5年6月17日、両神山(小鹿野町)
天理岳から両神山山頂に向かう途中、熊に遭遇して避難する際に転倒し、背中等を負傷
・令和3年7月15日、白石山(小鹿野町)
山頂付近で熊の親子に遭遇し、親熊により負傷
・平成30年10月13日、霧藻ヶ峰(秩父市)
太陽寺登山口から登山中、お清平手前の登山道において、熊の親子に遭遇し、負傷
・平成28年10月17日、笠山(小川町)
笠山神社直近の林道で熊と遭遇し、襲われそうになり抵抗したところ、熊は山を駆け上がって逃走
・平成28年8月7日、若御子山(秩父市)
若御子断層群の洞穴を覗き込んだところ、洞穴内に潜んでいた熊に飛び付かれ、斜面を転げ落ちて負傷
・平成28年5月23日、両神山(小鹿野町)
のぞき岩付近で熊に遭遇して転倒し、熊に覆い被され、顔等を引っかかれて負傷
※令和6年7月末現在。最新の情報・詳細は、各自治体にお問い合わせください。
情報発信元
地域総務課
電話:048-832-0110(代表)