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更新日:2024年5月15日

登山の基本

  • 1朝早い時間に出発、目的地に早く到着する
  • 単独登山(ソロ)を避け、経験豊富なリーダーを中心としたパーティーを編成する
  • 体力・技術に合わせた登山ルートの設定、時間的に余裕のある登山計画を作成する
  • 基本的な装備品を携行・活用(地図、コンパス、雨具、防寒着、照明具、非常食、登山(沢)靴など)する
  • 天候情報の収集を行い、予想外の天候に注意する
  • 万全な体調で入山する
  • 携帯電話を活用(緊急時の連絡手段…圏外も多く過信は禁物)する
  • 遭難を想定した危機管理能力(セルフレスキュー)を向上させる
  • 通行禁止となっている登山道は通行しない
  • 地図や山岳ガイドブックは最新のものを活用する(過去に通行することができた登山道が、既に廃道となっている場合や、通行できる登山道が載っていない場合があるため)
  • 登山計画の事前作成と届出(登山届の提出)

※単独登山は、道迷いや転滑落等の思わぬトラブルが発生した場合、全て一人で対処しなければならず、そのための知識、体力、技術、装備、判断力が必要となります。負傷して身動きがとれない、救助要請するにも携帯電話の電波が圏外で通じない等の不測の事態にも、同行者がいればお互いに協力して無事に助かる確率が高まると言えます。

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春山登山の注意事項!

春山は、気温の寒暖差が激しく体力を消耗しやすくなります。

体調管理とこまめな休憩、水分補給をお願いします。

haru2明け方は冷え込み、日中は汗ばむ暑さでウェアの調整が欠かせません!

人間の体は、汗をかくことで体温調整をしますが、汗をかいて濡れたウェアを着続けると汗が蒸発せずに体温調節の妨げとなります。

登山中のウェアは、汗の吸いがよく速乾性に優れたポリエステルなどの化学繊維を含んだ素材のウェアを選びましょう。

昨年は、登山中に体調不良もしくは発病による救助要請が増加しました。

登山は、ジョギングやサッカー、テニスを同じくらいの運動強度があります。

平地でのウォーキングと登山を比較すると登山中の心拍数は平地でのウォーキングの約2倍となります。

心臓に問題を抱えていて、日ごろからの運動習慣のない人が急に登山を始めてしまうと心臓突然死のリスクが高まります。

日ごろからの運動を習慣づけて、安全に登山できる体力づくりをしましょう。

また、これからの時期は熱中症の危険性が高まります。

適度な休憩と水分補給を心がけましょう。

 

山岳遭難時の対応

haru1登山中に道迷いや滑落などのアクシデントに遭遇した場合には、

  1. まずは落ち着いて、周りの状況を認識しましょう。
  2. 自力で対処不能な場合には110番通報して救助要請を行い、警察官に現在の状況を説明してください。
  3. 都県境の稜線では、110番通報が東京都、山梨県、長野県につながることがあります。通報時には、自分の位置情報を正確に伝えてください。(例・「○○県と○○県の境界にある△△山にいます。」)
  4. 無理にその場を動かず、救助を待ちましょう。(110番通報後に行動されてしまうと、どこにいるのか把握ができなくなります。)

 

情報発信元

地域総務課