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更新日:2025年12月18日

登山の基本

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  • 朝早い時間に出発、目的地に早く到着する

  • 単独登山(ソロ)を避け、経験豊富なリーダーを中心としたパーティーを編成する

  • 体力・技術に合わせた登山ルートの設定、時間的に余裕のある登山計画を作成する

  • 基本的な装備品を携行・活用(地図、コンパス、雨具、防寒着、照明具、非常食、登山(沢)靴など)する

  • 天候情報の収集を行い、予想外の天候に注意する

  • 万全な体調で入山する

  • 携帯電話を活用(緊急時の連絡手段…圏外も多く過信は禁物)する

  • 遭難を想定した危機管理能力(セルフレスキュー)を向上させる

  • 通行禁止となっている登山道は通行しない

  • 地図や山岳ガイドブックは最新のものを活用する(過去に通行することができた登山道が、既に廃道となっている場合や、通行できる登山道が載っていない場合があるため)

  • 登山計画の事前作成と届出(登山届の提出)

※単独登山は、道迷いや転滑落等の思わぬトラブルが発生した場合、全て一人で対処しなければならず、そのための知識、体力、技術、装備、判断力が必要となります。負傷して身動きがとれない、救助要請するにも携帯電話の電波が圏外で通じない等の不測の事態にも、同行者がいればお互いに協力して無事に助かる確率が高まると言えます。

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冬山登山の注意事項!

低山でも油断は禁物!!

冬山装備を万全に!

fuyuyama

 埼玉県内の冬の山岳遭難の特徴として、低山での事故が多く発生しています。

 2000メートル級の山は雪が多いため、事故遭遇のリスクを避け、低山に登る方が多いと思いますが、冬は低山であっても、高山と同様の準備が必要です。

 事故に遭わないために、次の点に注意してください。 

  1 軽アイゼン又はアイゼンを必ず携行しましょう。

    凍結個所や積雪箇所は必ずあります。

    持っているだけでは、意味がないので、危険個所では必ず装着しましょう。

  2 防寒着を必ず持っていきましょう。

    動けば熱くなり、止まれば寒くなります。

    ウェアリングで調節しましょう。

  3 十分な行動食と水分を持っていきましょう。

    低温化でも、エネルギー消費は多くなります。

    低血糖にならないようにエネルギー・水分補給をこまめに行いましょう。

  4 早出早着を心掛けましょう。

    日没が早い季節ですので、綿密な登山計画を立て、余裕を持った行動を

    心がけましょう。日没に備え、ヘッドライトを携行しましょう。

  5 登山届を必ず提出しましょう。

    万が一の時に登山届の情報が迅速な救助活動に役立ちます。

    家族や友人などにも、詳細な計画内容を伝えておきましょう。

    登山アプリの利用も遭難防止に有効です。是非ご活用ください。

山岳遭難時の対応

haru1登山中に道迷いや滑落などのアクシデントに遭遇した場合には、

  1. まずは落ち着いて、周りの状況を認識しましょう。
  2. 自力で対処不能な場合には110番通報して救助要請を行い、警察官に現在の状況を説明してください。
  3. 都県境の稜線では、110番通報が東京都、山梨県、長野県につながることがあります。通報時には、自分の位置情報を正確に伝えてください。(例・「○○県と○○県の境界にある△△山にいます。」)
  4. 無理にその場を動かず、救助を待ちましょう。(110番通報後に行動されてしまうと、どこにいるのか把握ができなくなります。)

 

情報発信元

地域総務課