ホーム > 交通安全 > 交通事故防止 > 高齢者の交通安全 > 高齢者の交通事故防止のポイント

ここから本文です。

更新日:2023年4月1日

高齢者の交通事故防止のポイント

埼玉県では、高齢者の交通事故が多発しています。特に、高齢者は「歩行中」又は「自転車乗用中」の事故が他の年代に比べて多く発生する傾向があります。
交通事故を他人事と考えることなく、「だれでも交通事故に遭う危険性がある」ことを常に意識するとともに、交通事故に遭う危険性を少しでも低くするために、「交通事故を防止するためのポイント」を日ごろから実践し、習慣付けるように心がけましょう!

交通事故を防止するためのポイント

内容を知りたいものを選んでください。

 

交通事故を防止するためのポイント【歩行者編】

ポイント1.道路を横断するときは、「横断歩道」を渡りましょう!
赤信号・黄信号・青信号点滅時は横断せずに、青信号になるまで待ちましょう!

横断歩道以外の場所で横断して、自動車やバイク、自転車とぶつかる交通事故が多発しています。
急いでいても、近くの横断歩道を利用するようにしましょう。
やむを得ず横断歩道以外の場所を横断する場合は、見通しの良い場所で、右左の安全を十分に確認してから横断しましょう。
信号機が赤色・黄色・青色点滅している場合は、焦って横断することなく、次の青信号まで待ちましょう。

道路を横断するときは横断歩道をわたりましょう交差点では青信号になるまで待ちましょう

ポイント2.横断歩道では「手で合図・安全確認」を実践しましょう!

信号機のない横断歩道では、

  1. 手を上げるなどのハンドサイン(合図)をして、ドライバーに対して横断する意思を明確に伝える。
  2. 右左の安全を確認後、横断を始める。
  3. ドライバーに感謝の気持ちを伝える。

を実践して安全に横断しましょう。

手上げ横断デザイン

令和3年4月、交通の方法に関する教則(国家公安委員会告示)が一部改正され、「信号機のない横断歩道での横断意思表示」が推奨されることになりました。

ポイント3.車の直前・直後の横断はやめましょう!

車には「死角」(見えない部分)があります。そのため、運転者が歩行者の存在に全く気付かない場合がありますので、停止又は駐車している車の直前の横断はやめましょう。また、停車中の車の脇から、バイクや自転車が追い越してくるかもしれないので、十分に気を付けましょう。
走ってくる車の陰になって、運転者が歩行者に気付くのが遅れる場合がありますので、車が通り過ぎた直後に横断するのは大変危険です。見通しの良い場所で安全を確認してから横断するようにしましょう。

車の直前及び直後の横断はやめましょう

ポイント4.車道の斜め横断はやめましょう!

斜め横断は、頭の向きや目の動きが目的方向に集中しているため、周りに注意が向かなくなります。さらに、車道にいる時間が長くなり、それだけ危険が増します。
車道を横断する際は、必ず右左の安全を確認してから、直角に渡るようにしましょう。

車道を斜めに横断するのはやめましょう

 

ページの先頭へ戻る

交通事故を防止するためのポイント【自転車編】

ポイント1.交差点では、必ず一時停止をしましょう!

交差点では、必ず一時停止をする習慣をつけましょう。標識のある場所ではもちろん、標識のない場所でもいったん停止して、右左の安全を確認しましょう。
特に、通り慣れた場所ほど油断大敵です。

交差点では必ずいったん止まって右左の安全確認をしましょう

ポイント2.急な進路変更はやめましょう!

前方から自動車が直進しているのに安全確認をせず、急に進路変更をしたため事故に遭うケースが多く発生しています。
進路変更する際は、いったん自転車を停止して、右左の安全を確認することが必要です。

急に進路を変更するのはやめましょう

ポイント3.車道では、左側通行をしましょう!

自転車は、道路交通法上「軽車両」です。車道を通行する際は、左側を走りましょう。

車道では自転車は左側を走行しましょう

ポイント4.自転車も「防衛運転」!

自転車も

  • 見通しの悪い交差点を通行する際
  • 交差点を右左折する車がいる場合に通行する際

は交通事故に巻き込まれないように注意して走行しましょう。

詳しくは、自転車も「防衛運転」!をご覧ください。

ポイント5.自転車には反射材を付け、暗くなったらライトを点灯しましょう!

自転車に乗る際は、明るい服装を心がけ、自転車に反射材などを付けて目立つようにしましょう。
また、暗くなったら、必ずライトを点灯しましょう。

暗くなったら自転車のライトをつけましょう

ポイント6.自転車に乗る際は、自転車用ヘルメットを着用しましょう!

令和5年4月1日から改正道路交通法が施行され、全ての自転車利用者にヘルメットの着用の努力義務が課されています。

自転車乗用中にヘルメットを着用していないと、着用している場合と比べて致死率(死傷者数に占める死者の割合)が約2.2倍高くなっており、頭部損傷が重大な事故につながりやすいことが確認されています。

事故による被害を軽減させ、命を守るため、自転車用ヘルメットをかぶりましょう!

自転車乗用中のヘルメット着用状況別の致死率(平成29年から令和3年全国数値の合計)グラフ

 

詳しくは自転車の乗車用ヘルメット着用促進をご確認ください。

 

ページの先頭へ戻る

交通事故を防止するためのポイント【ドライバー編】

ポイント1.身体能力及び認知能力の変化等を自覚して、ゆとりある安全運転をしましょう!

1.身体能力の変化を自覚しましょう。

高齢になると、動体視力や聴力の低下、集中力の持続の低下等により、危険の発見が遅れがちになりますので、車間距離を十分にとって、安全な速度で慎重に運転することが必要です。
また、運転前には体調を確認し、持病や服薬の状況によっては、運転を控えることも大切です。

車間距離を十分とって慎重な運転を心がけましょう

2.認知能力の変化を自覚しましょう。

高齢になると、複数の情報が入ってきた場合に、それらを適切に処理する能力が衰える傾向が見られるため、思い込みや操作のタイミングのミスなどによる事故を起こしやすくなります。
あらかじめ、地図や道順を頭に入れて運転したり、複雑な交差点を避けたりする配慮が必要です。

あらかじめ地図や道順を確認してから運転しましょう

ポイント2.同乗者もシートベルトを正しく着用しましょう!

車に乗ったら、運転者だけではなく同乗者もシートベルトを正しく着用することを習慣づけることが大切です。
シートベルトを正しく着用していないと、事故に遭った場合に車内衝突や車外放出が起こり、亡くなる可能性が非常に高くなります。
シートベルトは、あなたを守る命綱です!

シートベルトを正しく着用しましょう

ページの先頭へ戻る

交通事故を防止するためのポイント【夜間の事故防止】

歩行者も自転車も、「反射材」を身に付けて目立つ工夫をしましょう!

夜間、ライトをつけて走行している車のドライバーからは、明るい服装で約38メートル、黒っぽい服装では約26メートルまで近づかなければ見えません。
一方で、反射材用品を身に付けている人は、ドライバーから約57メートル以上離れていても見えます。
歩行者も自転車も、ドライバーから発見されやすいように、ライトや反射材で目立つように工夫しましょう。

夜間外出するときは反射材とライトを活用しましょう

反射材1

情報発信元

交通総務課