ハード面の取り組み
ハード面の取り組みとは?
道路、公園等の公共空間や建物の設計により、犯罪に強いまちをつくる取り組みです。
環境設計とは、破壊されにくい錠や窓ガラスを取り付けたり、見通しを確保するために木の枝をせん定するなど犯罪が起こりにくい、起こしにくい環境をつくることです。
取り組み例
住宅(一戸建・共同住宅)
- 塀、窓、バルコニー等からの侵入を容易にする足場をつくらない。
(足場となる物を置かない)
- 見通しを妨げる塀や生い茂った植栽など侵入者が身を隠す場所をつくらない。
- 玄関、勝手口には、破壊やピッキング、サムターン回しに強い錠を取り付け、ドアの隙間をなくす(錠部分にガードプレートを付ける)。
- 玄関、窓等の開口部分には、2つ目の鍵(補助錠)を付ける。
- 夜間、留守時間帯等に侵入者を威嚇するため、必要に応じて、玄関先や軒下にセンサーライト、自動通報装置等を設置する。(庭に、歩く度に音がする砂利を敷くのも効果的)
- 共同住宅では、一般住宅同様に、住戸開口部(玄関、窓等)の防犯性を強化するとともに、共用部分(共用玄関・出入口、廊下、階段、エレベーター、エレベーターホール等)の防犯性を強化するため次の対策を強化する。
- 玄関、共用出入口には、自動施錠機能付の錠を設置する。
- 見通しのよい空間を保持する。
- 人の顔、行動が識別できる照度を確保する。
- エレベーター内には非常通報装置を、共用玄関、エレベータホール等には防犯カメラなどを必要に応じて設置する。
駐車場・駐輪場
- 駐車場・駐輪場は、フェンスや柵等により、周囲と区分するとともに、周囲からの見通しが確保されたものとする。
- 夜間における照明を確保する。
- 見通しが悪い場所には、防犯カメラなどを設置する。
道路・公園
- 植栽等をせん定し、周囲からの見通しを確保する。
- 歩道と車道を分離する。
- 夜間における照明を確保するため、防犯灯等を設置する。
- 必要に応じて、非常ベル、赤色灯、緊急通報装置等を設置する。