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更新日:2023年10月10日

警察学校について

目次

 

警察学校の紹介

埼玉県警察学校 全景

教育方針

「強く 正しく 明るく」という校訓のもと、各種教養、訓練を実施します。

警察官としての基礎知識、技術の修得はもちろん、県民との信頼関係を築きながら、それぞれの職務に責任を持って当たるという崇高な倫理観の育成を図っています。

そのため、現場に即した実務教養をはじめ、部外講師等による職務倫理教養、高齢者施設等への慰問やクラブ活動による情操教養など、様々な内容を網羅しています。

こうした多彩な教養を通じ、豊かな人間性の育成を目指します。

入学期間

警察学校入校期間

警察学校で学ぶ期間はⅠ類が6か月Ⅱ・Ⅲ類が10か月です。

この間に警察官として必要な基礎的な知識・技能の教養や訓練が行われます。

休日・休暇

原則として週休2日(土曜日・日曜日)

その他祝祭日、夏季休暇、年末年始休暇等の休みがあります。

授業内容

警察学校授業内容

授業科目は、法学・実務・術科の3つに分かれ、幅広く、きめ細やかなカリキュラムが組まれています。

特に実務では、個人の能力を伸ばすため、実際の職務執行を想定した実戦的な教養などを行っています。

また、ゼミ方式のグループ学習なども導入し、警察組織の一員として欠かせないチームワークや連帯感を養います。

警察学校の1日

警察学校の一日

主な行事(4月入校の場合)

■Ⅰ類

2020学校6

■Ⅱ類・Ⅲ類

2020学校7

文化クラブ

書道、硬筆、華道、茶道、将棋、美術、音楽、俳句、英語など

2020部活1 2020部活2
2020部活3 2020部活4
2020部活5  

体育クラブ

ソフトボール、フットサル、バスケットボール、バドミントン、ウエイトトレーニング、タッチラグビー、長距離走、柔道、剣道など

2020運動部1 2020運動部2

寮生活

学生生活は全寮制です。

日課時限に従い、規則正しい生活を送ります。

同じ目標を持った仲間と寝食を共にし、同じ時間を過ごすことで、強い連帯感や深い友情が育まれるなど、集団生活でしか得られないものがあります。

2020寮生活集団

寮の設備

2020寮全景1

寮の個室には冷暖房(エアコン)、ベッド、ロッカーが完備されています。

2020寮部屋2
また、個室の隣には勉強部屋があります。

2020寮部屋1

各階には、談話室(テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン完備)、洗濯場(全自動洗濯機)、トイレ(一部洗浄機能付)があります。

2020寮部屋3 2020寮部屋4

浴場は各寮にあります。

警察学校 浴場 2020お風呂2

寮の施設

学校内には売店や図書室もあり、学校生活に必要な日用品や書籍等を購入できます。

2020売店 2020図書館

 

 警察学校の紹介(動画)

2020警察学校紹介動画
【YouTube】

 

学生からのメッセージ

警察官として採用されると、まず、警察学校に入校し、一人前の警察官になるための教育訓練を受けます。

2020初任科生

 

 

令和2年4月に採用され、警察学校に入校中(長期課程)の学生にインタビュー‼

 

2020A巡査

【A巡査】
埼玉県出身 高卒

2020B巡査

【B巡査】
東京都出身 高卒

2020C巡査

【C巡査】
埼玉県出身 高卒

 2020D巡査

【D巡査】
埼玉県出身 高卒

 2020E巡査

【E巡査】
福島県出身 高卒

 

警察官になりたい!そう決めたのはどうして?

【A巡査】

高校生の時、困りごと相談で対応してくれた女性警察官の優しい口調や笑顔に安心感を抱きました。私も市民の方に安心感を与えられるような存在になりたいと思い、警察官を志すようになりました。

【C巡査】

警察官である父の姿に強い憧れを抱き、警察官になることが子供の頃からの夢でした。

【B巡査】

家族が詐欺被害に遭い、大切な人が傷つくのを間近で見ました。卑劣な犯人を絶対に許せない、傷ついた人を救いたいと強く思うようになったのがきっかけです。

【E巡査】

私は福島県出身で、東日本大震災を経験しました。いつも一人一人に優しく声を掛けながらパトロールをしてくれた警察官の姿はとても頼もしくて、私も困っている人の助けになりたいと思い、警察官を目指しました。

 

なぜ、埼玉県警に決めたの?

【B巡査】

埼玉県警は、全国1位の人口負担率(※1)であることを『警察のあゆみ(※2)で知り、とても忙しい警察だなと感じました。忙しい分、それだけ警察官として活躍でき、成長できると考え、地元県警ではなく埼玉県警を選びました。

【E巡査】

埼玉県警の説明会に参加した際、仕事のやりがいを経験談も交えていろいろと教えてくれた警察官の姿がとても魅力的で、この人と一緒に働きたいと思ったのがきっかけです。

 

※1 埼玉県警では警察官1人当たりが受け持つ人口が全国で一番多いのです。(平成31年4月1日現在推計人口で636人)

※2「警察のあゆみ」は、埼玉県警察が毎年発行する広報誌です。県警ホームページからもご覧いただけます。

警察官に合格!周囲の反応は?

【B巡査】

高校に入学した頃から、警察官になりたいと友達に話していたので、「有言実行だね、すごい!」って驚かれました。

【E巡査】

両親に合格を伝えた時、「自分の選んだ道だから、精一杯頑張ってこい!」と笑顔で言われました。自分以上に喜んでくれたのは両親だったと思います。

 

勉強を始めた時期や、勉強方法について教えて!

【E巡査】

高校3年生の4月から始めました。
例年、数的推理や判断推理は出題数が多い傾向にあるので、その範囲では1問もミスしない気持ちで重点的に勉強しました。

【C巡査】

部活引退後の3年生の夏からです。
それまでは部活動が忙しくて勉強できませんでしたが、一問一答形式の参考書や専門学校で貰った資料を繰り返し解きました。県警HPにも例題が載っているので、一度はチェックして解いてみた方がいいと思います。

【A巡査】

勉強に自信がなかったので2年生の夏から少しずつ始めていました。
警察官の試験は、今までに解いたことのないような問題が出るので、時間を見つけては過去問を少しずつでも解く癖をつけて、問題に慣れるようにしていました。
勉強に行き詰ったら、YouTubeで県警のPR動画(※3)を観たりしてモチベーションを上げる工夫もしていました。

 

※3 YouTubeに埼玉県警公式チャンネルがあることをご存じですか?PR動画の他、多彩なコンテンツを配信しています。

作文対策、おすすめは?

【B巡査】

埼玉県警のHPに掲載されている作文の例題を参考にしながら、最初は時間を決めずに考えながら書くようにして、文字数に慣れるところから始めました。

【A巡査】

文字数に慣れてきた段階で、学校の先生に添削をお願いしていました。そうすることで自分では気づけない反省点が出てくるので、その上でもう一度書いたりします。過去のテーマにこだわらずに、志望動機や頑張ってきた事など様々なテーマで書いてみたりしました。

【D巡査】

自分の素直な気持ちを表現するよう心掛けていました。

 

面接対策、どんなことをした?

【C巡査】

聞かれる内容を先輩からリサーチして面接に備えました。あとは、質問に簡潔に答えれるように結論を先に言うなどの工夫もしました。

【D巡査】

面接は誰しもが緊張すると思います。私の緊張対策は、なるべく多くの先生から様々な質問をして頂くことで、人に慣れる練習をすることです。面接本番では入室までは緊張しましたが、始まったら緊張せずに自信を持って挑むことができました。

【B巡査】

面接での第一印象はとても大事だと教えてもらい、鏡の前で笑顔の練習をしたりして「この人と一緒に仕事をしたいな。」と思ってもらえるような印象づくりを心掛けました。

 

学校生活を送ってみて、入校前とイメージは変わった?

【A巡査】

「授業が難しそう…」、「武道の経験がない…」などと不安に思っている方もいると思いますが、大丈夫です!教官が一から丁寧で分かりやすい指導をしてくれます。

【B巡査】

ずっと夢だった警察官になり、今その夢を実現して、警察官として必要なスキルを身に着けるための勉強をしているので、学校生活のすべてが新鮮で、充実した毎日を送っています。勉強や体力面で不安に思う方もいるかもしれませんが、仲間同士で励まし合い、助け合うことで乗り越えることができます。

【C巡査】

警察学校では自由な時間なんてないと思っていましたが、意外にも自由な時間を発見できたりして時間を有効に使いながら仲間と一緒に充実した日々を過ごしています。

 

警察官を目指す方へ、先輩としてのメッセージ

【A巡査】

「警察官になりたい!」
その気持ちを大切に、自分を信じて、最後まで諦めずに頑張ってください!

【B巡査】

“努力は自分を裏切らない。”
私がこれまで、そしてこれからも信じ続けていく言葉です。その努力は必ず報われます!

【C巡査】

採用試験や面接練習、警察学校での生活を考えると不安に思う方もいるかもしれません。しかし、やる気があれば乗り越えられます。
何事にも“全力”で、頑張ってください!

【D巡査】

警察官採用試験に向けての勉強をこれから本格的に始める方が多いと思います。
自分が目指した道を信じて、夢の実現のため、頑張ってください!

【E巡査】

採用試験の勉強や面接対策は、早め早めの準備をしておけば、自信を持って試験に、挑むことができます。
諦めずに頑張ってください!

 

教官からのメッセージ

求められる警察官となるために

警察官は一人ひとりが主役。

自ら考えて行動する自主性積極性が求められます。

警察学校で学ぶことはすべて実務につながっており、必ず身に付けなければならないものです。

警察学校の教官は、時には厳しく時には優しく、情熱をもって全力でサポートします。

警察官だからできること
警察官だから
やらなければならないことがある。            

県民のみなさんの「安全で安心して暮らせるまちづくり」は簡単なことではありません。

だからこそ、厳しい訓練や勉強は避けて通れませんが、県民の方々に感謝された時は、何事にも代えがたい喜びと、今までに感じたことのない達成感が得られます。

失敗を恐れて前に進まなければ、後悔だけが残ります。

失敗を隠さず、失敗から学び、前向きに取組むことで成長を肌で感じ、自信にも繋がります。

過去に何が出来たかではなく、
「これから何をすべきか」が重要です。

何事も挑戦です。

埼玉県の未来を守るため、
「警察官になりたい」と想う、熱意あふれる人を待っています。