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更新日:2022年8月10日

暴走族対策

暴走族の実態

暴走族による迷惑行為

  • 空ぶかしによる爆音
  • 一般通行車両の進路妨害
  • 他のグループ同士による対立抗争

最近では、「旧車會(きゅうしゃかい)」と呼ばれる古い年代のバイクを暴走族風に改造して、集団で騒音をまき散らすグループが社会的な問題となっています。

暴走族グループ

検挙される暴走族グループの構成員は、主に18歳以下の少年で、学生や作業員など、その職業は様々であるほか、無職者も多くいます。

彼等は、インターネットサイトに携帯電話を通じてアクセスするなどして、暴走行為への参加を呼びかけ、暴走行為をするケースもあります。

暴走族の仕組み

暴走族の背後には

暴力団が後ろ盾として存在する場合があります。

暴走族の構成員は、暴力団員から「面倒見料」としてお金を要求され、その金を捻出するため、ひったくり、強盗等の各種犯罪を繰り返すこともあり、暴走族に一度加入すると、グループを抜けられなくなることもあります。

暴走行為により逮捕された少年Aの話

友達から誘われ軽い気持ちで暴走族グループに加入した。

仲間とバイクに乗って暴走するのが楽しくて、グループの集会に参加するようになった。

逮捕されて初めて、家族が心配していたことに気付き、暴走族を脱退する決意をした。

暴走行為に対する処罰

道路交通法第68条(共同危険行為等の禁止)について

2台以上の自動車やオートバイ、原動機付自転車で

  • 広がり行為
    車線いっぱいに広がって走行する行為
  • 集団で信号無視
    赤信号を無視して走行する行為
  • 蛇行走行
    道路の左右に蛇行しながら走行する行為
  • 相互追い越し
    数グループに分かれ、交互に追い越しを繰り返して走行する行為
  • 巻き込み走行
    一般車両を巻き込んで、その車両の自由を拘束して走行する行為
  • 一定区間の周回
    一定区間を占拠し、急旋回、急発進等を繰り返す行為

などの行為をすることが禁止されています。

具体的な罰則

暴走行為に関する違反点数・反則金等一覧表(道路交通法違反)

道路交通法違反

違反点数

普通車

二輪車

原付

共同危険行為

25

2年以下の懲役又は50万円以下の罰金

無免許運転

25

3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

信号無視(赤)

2

9千円

7千円

6千円

信号無視(点滅)

2

7千円

6千円

5千円

指定場所一時不停止

2

7千円

6千円

5千円

整備不良(制動装置等)

2

9千円

7千円

6千円

整備不良(属灯等)

1

7千円

6千円

5千円

消音器不備

2

6千円

6千円

5千円

騒音運転等

2

6千円

6千円

5千円

定員外乗車

1

6千円

6千円

5千円

初心運転者標識標示義務違反(初心者マーク)

1

4千円

座席ベルト装着義務違反

1

乗車用ヘルメット着用義務違反

1

ナンバー隠ぺい(125シーシー以下)

0

6千円

5千円

暴走行為に関する違反点数・違反金等一覧表(道路運送車両法違反)

道路運送車両法違反

違反点数

普通車

二輪車

原付

ナンバー偽造

 

3年以下の懲役または100万円以下の罰金

無車検運行

6

6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

不正改造等

 

6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

仮ナンバーの不返納

 

6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

ナンバーの取り外し

 

6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

ナンバーの不正使用

 

50万円以下の罰金

ナンバー隠ぺい(125シーシー超)

 

50万円以下の罰金

暴走族を追放するために

安全で平穏な地域を実現するためには、「地域のご協力」が必要です。

地域の力で、「暴走しない・させない・見逃さない」環境を作りましょう。

埼玉県警察では、

  • 暴走族の実態把握、効果的な取締の推進
  • 関係機関・団体との連携強化
  • 学生に対する暴走族加入防止教室
  • 暴走族の加入阻止離脱支援対策

等に力を入れています。

暴走族と関係を持たないために

  • 誘いを断る勇気を持とう
  • やめさせる勇気を持とう
  • 一人で悩まず相談しよう

情報発信元

交通捜査課